番外編 スピーカースタンドを自作する

2017年05月23日

前回までの内容はこちら

自作スピーカースタンドのポイント

今回は番外編です。スピーカーを乗せる台であるスピーカースタンドに関して、こちらも自作してみようという内容です。自宅にDTM環境がある方の場合、机やアルミラックにスピーカーを直接設置している場合も多いと思います。しかし、これはあまり音響的によくない状態かと思われます。スピーカー自体は音を出すためにそれ自体が振動しているので、机などの薄く広い板の上等に置くと、その振動が全体に伝わりやすく、余計な共鳴を生んでしまう可能性があるからです。インシュレーターを使ったとしても、軽減はされますが絶対に机にも振動が伝わるので、やはりスピーカーはスタンドがあったほうがいいと思われます。

そこで、自作スピーカーを以下の点に留意して製作してみました。
1. 振動が伝わりにくくするため、重く、安定していること
2. スピーカーを置いたときにちょうどツイーターが耳の高さになること
3. 安価なこと(大事なポイントです!)
4. ホームセンターで全ての資材、工具が揃うこと

全体の設計図は、このようになりました。

EX10-1 スピーカースタンドの設計図

以下で詳しくみていきます。




SPF材を組み合わせる

防音室でも使用しているツーバイフォーの木材です(詳しくはこちら。これを4枚組み合わせて、支柱を作ります。図のようなイメージです。わかりやすいように色分けしています。

EX10-2 SPF材を組み合わせて支柱を作る

長さは、座ったときにスピーカーのツイーター(高音を再生するユニット)が耳の位置にくるくらいがちょうどいいかと思われます。EX10-1に加え、底には共振防止のゴム、スピーカーの下にインシュレーターを置いているので、そのぶんの高さも計算して置くと良いでしょう。もっとも、椅子は上下の高さが調整可能なものを使う場合が多いと思うので、そこまでシビアにならなくても良いかと思います。

EX10-3 長さの計算

SPFの接合面同士を木工用ボンドや接着剤でくっつけ、そのあとビス留めします。ビス留めは縦に3〜4箇所くらいが良いかと思います(もっと多くてもいいかも)。また、コーキングもしておくと良いでしょう。下図EX10-4はビス留めの位置の例です。隠れている矢印もあるので注意してください。角度は違いますが、写真も載せておきます。

EX10-4 ビス留め

EX10-5

底板、天板、ゴムマット、御影石を接着する

SPFの支柱が完成したら、残りをつけていきます。まず、底面の板を接着しましょう。厚みがありしっかりしているものが良いかと思います。縦横のサイズは適当です 笑。ホームセンターでちょうどいいのがなかったので、カットしてもらいました(ホームセンターでは木材カットサービスのあるところがあります)。こちらも接着し、そのあと裏からビス留め、コーキングしましょう。

底が完成したら、その中に重さを稼ぐための砂を入れましょう。砂はキメが細かく、重さを稼ぎやすいと思います。必ず乾いた砂を使用しましょう。ホームセンターで安く手に入ります。コーキングなどが乾いてから砂を入れた方が安心です。

そして、残りの天板、ゴムマット、御影石を接着します。天板は底板と同じものでいいと思います。ゴムマット、御影石もホームセンターで手に入ります。サイズに注意!ちなみにゴムマットはこんな感じ

EX10-6 底板、天板、ゴムマット、御影石の接着

これで完成です。結構簡単にできると思います。最後に、全体の写真も載せておきます。ちなみに、筆者は黒にペイントしました(ラッカーでも良いかと)。ペイントはゴムマットを接着する前が良いと思います。

EX10-7 完成写真


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