コードを弾く(ピアノ)2

2019年12月02日

今回の記事は前回記事の続きです。

コードを弾く(ピアノ)1 | 百年ブログ
前回の記事で、色々なコードを紹介しました。 □、□m、□△7、□m7、□7コード 今回は、ピアノを使用して、コードの鳴らし方(押さえ方)を紹介します。 以下の動画を参照ください。メジャースケールを基に、コードを覚えていきましょう。 EX8-...

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□aug、□sus4、□m7(b5)、□m△7コード

引き続きピアノを使用して、コードの鳴らし方(押さえ方)を紹介します。 以下の動画を参照ください。メジャースケールを基に、コードを覚えていきましょう。

EX9-1 オーギュメントコード

オーギュメントコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、長3度、増5度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目の音が構成音ですが、5番目の音は半音上げます







EX9-2 サスフォーコード

サスフォーコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、完全4度、完全5度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と4番目と5番目の音が構成音になります 。4番目の完全4度の音は、もともと3番目の長3度の音が吊り上げられたものだと言われています。




EX9-3 マイナーセブンスフラットファイブコード

マイナーセブンスフラットファイブコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、短3度、減5度、短7度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と7番目の音が構成音ですが、3番目と5番目と7番目の音をそれぞれ半音下げます




EX9-4 マイナーメジャーセブンスコード

マイナーメジャーセブンスコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、短3度、完全5度、長7度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と7番目の音が構成音になります。ただし、3番目の音は短音程にならなければいけないので、フラットさせ(半音下げ)ます




EX9-5 ディミニッシュセブンスコード

ディミニッシュセブンスコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、短3度、減5度、減7度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と7番目の音が構成音になります。ただし、3番目の音と5番目の音は半音下げ、7番目の音は全音下げます




EX9-6 セブンスサスフォーコード

セブンスサスフォーコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、完全4度、完全5度、短7度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と4番目と5番目と7番目の音が構成音になります。ただし、7番目の音は半音下げます




□add9、□6、□m6コード

引き続きメジャースケールを基に、コードを覚えていきましょう。

EX9-7 アドナインスコード

アドナインスコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、長3度、完全5度、長9度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と9番目の音が構成音ですが、ピアノで演奏する場合、長9度の音を長2度で弾くことが多いです。




EX9-8 シックスコード

シックスコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、長3度、完全5度、長6度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と6番目の音が構成音になります




EX9-9 マイナーシックスコード

マイナーシックスコードは、ルートから見て、ルート(完全1度)、短3度、完全5度、長6度という音の積み重ねで作られます。ルートの音から始まるメジャースケールを弾き、1番目と3番目と5番目と6番目の音が構成音ですが、3番目の音を半音下げます




以上2回の記事に渡り、コードの押さえ方をピアノで紹介しました。コードを構成する各音の積み重ね方は、ルートがどの音であっても一定です。シャープやフラットが出てくると途端に苦手意識を持ってしまうかもしれませんが、各メジャースケールさえ覚えていればコードを覚える時にも応用ができます。慣れるまではこの記事のように、メジャースケールを利用してコードを導き出してみてください。