作曲に音楽理論は必要か?
これはよく議論される問題です。初心者の方には、音楽理論に頼りがちな方が見受けられますが、音楽理論だけわかっていても曲は書けません。音楽理論は、音楽制作において一つの要素でしかないからです。実は音楽理論よりも、音楽の自然な流れを理解していることの方が、作曲においては重要なのです。百年のDTMレッスンでは、初期段階で音楽理論を詳しくやることをあまりオススメしておりません。最低限の音楽理論を抑え、曲作りに慣れてから、より高度な音楽理論を学ぶことを奨励しています。このステップまで来ると、音楽理論の学習に大きな意味が出てきます。複雑なテンションコードを駆使したジャズや、大規模なオーケストラが作れるようになり、また耳コピー能力も向上します。百年のDTMレッスンでは、音楽理論カリキュラムを3段階に分け、各レベルに合わせたレッスンを行っています。
②メジャーダイアトニックコード |
メジャースケールとメジャーダイアトニックコード |
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コードのファンクション |
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メジャーダイアトニックを使ったコード進行 |
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③マイナーダイアトニックコード |
3種類のマイナースケール |
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マイナーダイアトニックコード |
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マイナーダイアトニックを使ったコード進行 |
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中級編(曲は作れるがより高度な理論を学びたい方向け) |
①セカンダリードミナント |
セカンダリードミナント基礎 |
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セカンダリードミナントのツーファイブ化 |
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セカンダリードミナントを使ったコード進行 |
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②サブドミナントマイナー |
Ⅳmの使用 |
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サブドミナントマイナーの代理コード |
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サブドミナントマイナーを使ったコード進行 |
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③ディミニッシュコード |
ディミニッシュコードの成り立ちと使用法 |
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回遊ディミニッシュコード |
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ディミニッシュコードを使ったコード進行 |
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④その他のコード進行 |
sus4コードの使用 |
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経過和音的コード進行(クリシェなど) |
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並行和音 |
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⑤オンコード |
オンコードの重要性 |
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転回系を使ったコード進行 |
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転回系にならないオンコードを使ったコード進行 |
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⑥ボイシング |
ボイシングの重要性について |
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コード内の各音の優先順位 |
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鍵盤楽器のボイシング |
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⑦メロディアプローチ |
スケールからの音選び |
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リズムの考察 |
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非和声音の使い方 |
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①テンション1 |
各コードで使用可能なテンション |
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テンションを使ったコード進行 |
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テンションを含むボイシング |
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②テンション2 |
裏コードの使用とテンション |
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スケールに基づいたテンションの使用 |
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アッパーストラクチャートライアドの基本概念 |
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③スケール1 |
メジャースケール、マイナースケール3種、チャーチモード |
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アボイドノート |
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ドミナント系のスケール1 |
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④スケール2 |
ドミナント系のスケール2 |
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民族系のスケール |
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スケールとコードの関係性を楽曲で分析 |
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⑤和声法 |
和声法における基本的ルールと禁則 |
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和声法から生まれるコード進行 |
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和声法によるコード分析 |
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⑥sus4発展 |
sus4と調性の関係 |
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4度堆積によるコード |
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ジャズなどに見られる4度堆積の応用 |
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⑦転調 |
コード進行を利用した転調 |
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突然転調 |
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転調を含む楽曲分析 |
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⑧モード的手法 |
各チャーチモードと特性音 |
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民族系楽曲に見られるモード |
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モード系メロディへのコード付け |
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音楽理論を習得するには?
音楽理論で難しいのは、理論を頭で理解しただけでは、使いこなせるようにはならないということです。例えば、コード1つとっても、そのコードの響きを耳で理解し、実際に「曲中で何度も使ってみる」ことが大切です。曲によっては合わないこともあり、せっかく覚えた理論を全く使わないことも…。何事にも言えるのかもしれませんが、真に理解するには、かなりの経験が必要です。百年のDTMレッスンでは、「①理論的に理解する」「②楽器で弾いて響きを理解する」「③名曲を分析する」「④作曲で使ってみる」の4つを軸に音楽理論を習得するカリキュラムを提案しています。

所在地: 奈良県北葛城郡王寺町元町1丁目1-10
JR/近鉄王寺駅より徒歩10分、車で2分(駐車場料金は無料です)
※車での送迎いたします(要相談)。
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