お悩み・FAQ
ONAYAMI & FAQ
DTM・DAWや音楽制作に関するいろいろなお悩みにお答えします
DTM・DAWで音楽制作をしていると、機材、ソフト、作曲、アレンジ、打ち込み、録音、ミックスなど、様々なお悩みが出てくると思います。そのようなお悩みを内容別に分け、一つ一つ丁寧にお答えしていきます。各項目をクリックすると詳細にジャンプします。
ボサノバアレンジはどうやるのですか?
1. ボサノバの歴史や、それに関連するジャンルについて
ボサノバは、1950年代にブラジルで生まれた音楽です。ボサノバは、元々のブラジルの民族音楽であったサンバ(リオのカーニバルでの音楽として有名です)と、ジャズが合わさって生まれました。リズムは主にサンバから、和声(コード)は主にジャズから取られ、ブラジルの周りの国々のリズムやパーカッションと合わさって、ボサノバっぽさができています。また、最近のボサノバはキューバなどの近い国のラテン音楽の影響も大きく、より複雑なものとなってきています。
2. ボサノバで使われる楽器について
ボサノバで使用される基本的な楽器は、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、パーカッションです。ベースは主にウッドベース、ギターはナイロンギターを使用します。また先に述べたように、ボサノバはサンバのリズムを引用しているので、サンバで使用されるパーカッションもよく使用されます。
3. ボサノバのリズムについて
サンバでは、何人ものパーカッションが合わさって、1つのリズムを作り出しますが、ボサノバは少人数編成が基本です。よってボサノバでは、サンバのリズムをドラムセットで置き換えます。例えばサンバで「スルド」という楽器が使われますが、ボサノバの場合はそのリズムパターンをバスドラムで演奏します。また、ボサノバで使用されるナイロンギターは、サンバの「タンボリン」というパーカッションのリズムを模倣しています。全体を通して、リズムのフィーリングはサンバ〜ボサノバ間で共通していると言えるでしょう。ただしボサノバの方がだいぶテンポが遅めな傾向にあります。
4. ボサノバのコードについて
ボサノバがサンバと違うのは、明確なメロディとコードがあることです。とくにコードは、西洋音楽、特にジャズの流れから来ており、コードの使い方は、ほぼジャズです。ボサノバでコードを奏でるのは、主にナイロンギターか、ピアノですが、「テンション」を多用し、いずれも複雑な響きになります。
ボサノバに関わらず、あらゆるジャンルは、1〜4のような観点で曲を分析してあげる必要があります。それを行なった上で、そのジャンルの曲をたくさん聞くことで、ボサノバの基本がだんだんとわかってくると思います。大事なのは、「ボサノバらしさ」を出している百年のDTMレッスンでは、ボサノバのアレンジとして1〜4を詳しく学ぶことが可能です。
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