骨組み1

2019年09月16日

自作防音室続編です。前回は土台づくりまでを書かせていただきました。

土台作り2 | 百年ブログ
今回も前回からの続きで、防音室の土台作りについて書いていきます。前回の記事はこちら。 工具について まずは、防音室制作に必要な工具を紹介します。資材、工具等には通し番号をつけて本シリーズで使用していきます。工具、資材まとめはこちら。 [A]...

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壁に穴を開けないで骨組みを作る!

この土台を元に、今回はついに壁を作るための骨組みづくりを行っていきます。まず完成形をお見せすると、このような感じです。

EX4-1

実は、これは壁に一切穴を開けていません。どうやっているかというと、天井と床で「つっぱって」支えています。多少天井に負荷がかかりますが、穴を開けているわけではないのでそこまで壁を傷つけるわけではありません。

EX4-2
骨組みに必要な資材

資材、工具等には通し番号をつけて本シリーズで使用しています。工具、資材まとめはこちら

[7]2X4 SPF材…「2X4」は「ツーバイフォー」と読みます。写真では一番上に積まれているものです。89mm×39mmで、長さはいろいろあります。用途に応じた長さを買いましょう。長さによって値段が変わってくるので割愛しますが、2mくらいの長さのが¥300くらいで売られていました。


[8]L字金具…SPF材をつなげるためのものです。色違いや大きさなどバリエーションがあるのですが、かなりの数がいるので、できるだけ安いのを選びましょう。最終的には隠れて見えなくなります。写真のものは¥88/1個でした。

[9]防振ゴム…天井のSPF材に使うものです。適当にハサミで切って使います。

骨組みを組む

それでは、骨組みを組んでいきます。まず、壁の一面の設計図は、このような感じになっています(EX4-1とは若干異なる部分があります)。

EX4-3

骨組みの上には1800mm×900mmのコンパネが乗るため、骨組みの幅を工夫しましょう。これは一例で、縦向きにコンパネをつけているので、このような骨組みになっています。コンパネを横長につけてもいいと思うので、組み方は各自工夫してください。

まずEX4-3のように、前回までに作った土台の上に、SPF材を横に敷きます。天井側にも横向きにSPF材を配置しますが、こちらのSPF材は天井と直接接触しないように間に[9]の防振ゴムが挟まれてあります。天井と床のSPF材を縦向きのSPF材で突っ張っていきます。EX4-3で描かれている防振ゴムは数が少なく、実際はもっと多いです。適当に間隔を空けてつけておいてください。

難しいのは、縦のSPF材の長さです。短すぎると天井と床で突っ張ることができず、グラグラになってしまいます。筆者は本来測った長さより数mm長めにSPF材を切り、ちょっと強引に入れ込んでいます。斜めに入れ込み、下からカナヅチで叩いて入れていく感じがいいと思います。

EX4-4 SPF材を縦向けに入れる

縦にSPF材が入ったら、上下をEX4-3のようにL字金具でとめていきます。縦のSPF材を入れてから、横を入れて補強していきます。ここでもEX4-3のようにL字金具をとめましょう。ここまで行くと、簡単には動かなくなるはずです。

ここまでで壁の一面が完成しました。実際は別の面とつないでいかないといけないので、それに関しては次回書こうかと思います。