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グラスウール
前回は、骨組みを完成させるところまででした。今回はこの骨組みにコンパネ等をつけて壁を作っていきます。 まず、骨組みの裏に断熱材であるグラスウールを入れていきます。グラスウールは、熱を通さず、周りの材質を結露から守ります。また遮音にも効果を発揮します。さらに、防火性もあり安価な割にいろいろな役割を果たしてくれます。グラスウールは、袋に入っているものがまとめて売られています。タッカーを使い、骨組みにつけていきます(元の壁にはつけないように注意)。下の写真は養生テープ(緑のテープ)を使ってグラスウール同士を止めていますが、これは特に必要なかったです。
EX6-1 グラスウールを骨組みにつけたところ今回養生テープは役に立ていませんでしたが、いろいろなところに使えるので載せておきます。資材、工具等には通し番号をつけて本シリーズで使用していきます。工具、資材まとめはこちら。
[12]養生テープ…粘着力が低いテープです。軽いもの同士をつなげたり、貼り付けて上からラッカーなどを吹き付けるときのマスキングテープ的な役割もはたします。
コンパネを骨組みに留めていく
グラスウールが骨組みを埋めたら、ついにコンパネを使って壁を作っていきます。骨組みに沿ってぴったりとくっつけ、ビスで留めていきましょう。以下の図の箇所で留めるといいと思います。
EX6-3 ビスを留める箇所コンパネを留めた写真は以下です。骨組みの関係で上からコンパネをつけていますが、下からつけたほうがやりやすいかもしれません。
EX6-4EX6-1をみれば気づく方がいるかもしれませんが、実は天井の骨組みができておりません。天井の骨組みには壁同様SPF材を使って骨組みを組んでいくので、次のEX6-4の赤い部分で示したところにスペースを空けています。ブログでは順を追って説明していますが、実際には一工程が完全に終わってから次に進んでいるわけではなく、全体の工程を少しずつ進めています。そちらのほうがミスに気づきやすかったり、設計を多少変更したりがしやすいからです。実際作ってみると、個々では様々な問題が発生することでしょう。その問題に臨機応変に対応できるよう、このような作り方をお勧めします。
EX6-5 天井の骨組みのスペースを空ける上に重なるものや次に来るものを立体的に考え、スペースを開けたりするのも実際に作りながら気づいていくでしょう。申しわけありませんが、ブログで立体的な図を用いて伝える技術が当方にはないので、その部分は実際に作りながら体験してもらうしかないのです。
続きはまた次回です。次回はコンパネの上にさらに重ねていきます。