メジャースケールとは
「メジャースケール」という言葉を聞いて、ピンとくるでしょうか。以下のサウンドを聞いてみてください。
EX2-1そう、「ドレミファソラシド」のことです。「ミ」と「ファ」、「シ」と「ド」の間が「半音」、それ以外の間は「全音」となっており、「全、全、半、全、全、全、半」の順で音を並べることを、「メジャースケール」といいます。「スケール」は音の並びのことで、「ドレミファソラシド」は明るい響きがするので、「メジャースケール」と名付けられているのです。さらにこの場合、「ド=(C)」がスケールの最初の音なので、「Cメジャースケール」という言い方をします。なので例えば、「ラ=(A)」から始まる「暗い」スケールは、「Aマイナースケール」と呼ばれます。
※ド=C、レ=D、ミ=E、ファ=F、ソ=G、ラ=A、シ=B、と覚えましょう。
実際に弾いてみましょう!
それでは実際にメジャースケールを弾いてみましょう。 ピアノを弾く際には、下図の運指番号どおりに鍵盤を抑えることで、スムーズに演奏できるようになります。
EX2-2 運指番号親指が①、人差し指が②、中指が③、薬指が④、そして小指が⑤です。 この運指番号通りに鍵盤を抑えるのは、最初は難しいと思いますが、慣れてくるとこの運指が最適であると理解できると思いますので、一つずつ丁寧に覚えていきましょう。 またメジャースケールが弾けるようになると、「音程(インターバル)」や「調性(キー)」についての理解も深まります。 今回は下記に各キー(計12個)のメジャースケールをピアノで弾いている動画を用意しました。 このコラムでは、音楽理論の説明に、メジャースケールを頻繁に使用します。理論をきちんと理解するためにこの12のメジャースケールは完全に暗記してください。暗記していないと、先に読み進めても理解しにくくなります!
ここまで、12のメジャースケールを紹介しました。 必ず覚えて、先に進んでくださいね! それでは次回の記事もよろしくお願いします。